True Love
そして次の日
『ということで、明日は数学の1班が課題になるから、叶多。朝のうちにプリントとりにきてくれるか?』
『あ、わかりました。』
『えーっと、それから』
ガラッ
『田島先生、少しよろしいですか?
職員室に電話が入っています』
『わかりました。すぐいきます!
じゃぁ、今日はこれで終わりだ!
また明日な!』
『『さようならー』』
けんちゃんが教室を出ていったあと、、
『あれ……』
『ん?どうした?樹。』
『いや、鞄のポケットにいれてたおまもりが無くなっててさ』
『あー。いつももってるやつな。
家に忘れたのか?』
『いや、抜いた覚えはないんだけど……』
『まぁ、帰っていったん見てみないとわかんないしな』
『そうだなー……』
『大切なものなの?』
『ん?あ、ひおり。そうだな。けっこう大事なもの』
『そっか……じゃぁ、家にあるように祈っとくねっ』
相変わらず、かわいい笑顔を浮かべるひおりちゃん、
『あぁ!そうだな!たのんだ』
『おーしっ!樹!部活いこうぜっ!』
『おう!』
日向と樹くんが教室からでていこうとしたときだった