True Love
樹side
『樹くん?』
『どうした樹?』
やばい……
『樹?』
あ……!
『保育園からだった……』
『保育園?』
『……桜が……桜がいなくなったって……』
『え!さくらちゃんが!?
樹、それいつの話だよ!?』
『ついさっき……
30分前くらいから姿が見えなくて、園内探してくれたけどどこにもいないって……
ごめん!日向。部活休むって翔樹先輩に』
『なにいってんだ!
おれらもさがすって!おおいほうがいいだろ!』
『そうだよっ
樹くん。私たちにも手伝わせて!』
『私もっさがすよっ!!』
『あたりまえだろ!樹!』
『私たちも手伝うよ!』
『あぁ!』
日向。木槙さん。叶多。ひおり。相田。結羽。
みんな……
『わかった。頼む!
さくらひとりででかけたことなんて無いから
いける場所ほとんどないはずなんだ!
……近くの公園か……
それか……あ』
『どうした!?』
『昨日、墓参りつれていった!
けど、分かれ道もあるし1人でなんて……』
『ここで考えてても仕方ないよっ!
みんなで手分けして探そ!?』