あなたへ。
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私は千葉の大学に入って、彼は北海道の大学に入った。
大学でも私はひたすら走っていた。授業なんてそっちのけ。
走ることが楽しかったから仕方がない。
授業がない日も大学へ行って、一日中走った。
一人暮らしだったからお金はないし、近くに知り合いもいない。だから走る。走ればお金もかかんないし、時間も潰せる。そして楽しい。
夏休みまでは部活のために学校に行ったようなもの。
千葉にいる間は、彼のことなんてすっかり忘れていた。
たぶん。
夏休みは家に帰った。
本当は帰るつもりじゃなかったけど、家に置き忘れた荷物もあったし、お母さんが帰って来いってうるさかったから。
ゴールデンウィークは帰らなかったから、まあいいかな。
そんな感じ。