太陽みたいな君に恋をした。
膨らんでく想い
「…岡田、行こっか?」
そう言って
一条くんは海の方を
指差す。
「うん!!」
私達は裸足になって
砂浜に駆けていく。
「岡田っこっち!!」
一条くんはそう言って
海に入ってく。
私も海に入った。
春の海はまだ冷たくて。
でも少し温かい。
「岡田っ!!」
一条くんが私に
水をかけてくる。
「もーっ!」
私も一条くんに
水をかける。
お互い子供に戻ったように
夢中ではしゃいだ。
一条くんは太陽みたいな
笑顔で笑ってる。
その笑顔がどうしようもなく
好き.......
私もその笑顔を見て
笑う。