それでも僕は君を離さないⅡ
負傷した社員のうち重症者以外は

バス会社が用意した代行のバスで都内へ戻った。

各自静養する必要があり

そのほとんどが連休明けは欠勤するだろう。

坂下は入院となり

動けるまでには時間がかかりそうだ。

俺は奈々の回復を見るため

清水にある実家に泊まることにした。

彼女の容態が良くならないなら

毎週末こっちに来るつもりでいた。

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