それでも僕は君を離さないⅡ
δ.取り戻せたら
退院日の朝
僕は奈々の病室へ行った。
車イスの僕を見て
彼女は驚いていた。
「透吾さん。」
「君の具合はどお?帰る前に寄ったんだ。」
「私は大丈夫です。」
「良かった。僕は笹尾に助けられたんだ。彼を離すなよ、絶対に。」
僕は奈々の病室へ行った。
車イスの僕を見て
彼女は驚いていた。
「透吾さん。」
「君の具合はどお?帰る前に寄ったんだ。」
「私は大丈夫です。」
「良かった。僕は笹尾に助けられたんだ。彼を離すなよ、絶対に。」