来世こそ一緒に…
二人の気持ちが溢れて溢れて仕方なくなった頃、


二人でデートがしたいねー、


と話すようになりました。


今までは二人のお休みが合うことが少なく、


デートらしいデートはしたことがなかったからです。


するとせいちゃんは、


有給休暇を使ってデートに行こうと言ってくれました。


すごくすごく嬉しかったです。


でも、


そんなことをしてもらってもよいのかと、


悩みもしました。


でもせいちゃんは、



「僕が君と一緒にいたいから」



と言って優しく笑ってくれました。


私は嬉しくて泣きそうになりました。


二人で一緒に、


普通の恋人のように歩ける…。


最初で最後になるかもしれない。


そんなことを思いながらも、

私は楽しみで仕方ありませんでした。
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