いつまでも君を想う〜一途な君に一途な恋〜
「ううん!あたしこそごめんね!
あ!ほら!もう少しで終わるから次は休もう?」
「ありがとう…」
こんなときにまで気を使える優しい彼女。
俺は本当に最高の彼女を持った。
俺たちはコーヒーカップを降りると、近くのベンチに腰掛けた。
「ふぅ…ごめんな聖奈、せっかくのデートなのに」
「ううん!いいの!こうして叶斗くんといられるだけで充分だからさ!」
へへへと笑う彼女がたまらなく愛おしくて、周りの目なんか気にせず、俺は聖奈にキスをした。
「ちょっと!酔ったんじゃないの⁉」
と言いながらもキスをした後はお決まりのように聖奈が笑う。
この癖はいつになっても変わらない。