たとえばアナタと恋をして
「それって……好きでもないのに付き合ってたって事ッスか?」


……うーん、祐太君、あたしもうそんな話してる気分じゃないんですけど……


「何々、何の話?」


「何の話ですか?」

陽菜乃の後ろから、ぴょこっと遥南ちゃんが顔を出す。


「遥南ちゃんは大丈夫なの??」


「出しちゃえばすっきりします!」

……確かに、すっきりした顔をしている。若いって凄い!!!


「大した話じゃないよー、さ、飲も飲も」


祐太君は何か言いたげだったけど……あたしとしては、女子達、ありがとうって感じで。
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