たとえばアナタと恋をして
「夏生さん、顔色悪くないですか?酔ってます??」


祐太君が声をかけてくれる。

つくづくマメだねぇ……


「あ、うん大丈夫。アイスでも食べよっかな」


「あーあたしも!」

「あたしも食べまぁす!!」


女子達の興味が一斉にアイスに注がれ、晃がふと安心したように息を吐く。


キャッキャとメニューを見ながら、あたしの気持ちはどん底で。


あたしは晃のこと、好きになっちゃったんだよって、伝わったはず。


……それなのに、晃の答えは『一生チャラ男宣言』(祐太君の発言引用)……。


これは、遠回しに振られたっつーことですかねぇ。


……辛い。
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