たとえばアナタと恋をして
アパートに帰ってからも、あたしのマイナス思考回路は絶好調で。


帰り際、祐太君にはしつこく連絡先を聞かれるし。


……結局誤魔化して教えなかったけど、颯太の影がちらついて気分悪いし。



て言うか。

そんなこと本当はどうでもいい。

自分でも、何が原因でこんなに落ちてるかよーーーく分かってる。



ぺろんぺろんに酔っ払った遥南ちゃんを、晃がタクシーで送っていった。


一生チャラ男宣言した夜に。

自分の事を好きだと公言する後輩を送る。

しかもその後輩は滅茶苦茶かわいくて。

その上、自分のオッパイに(多分顔にも)多大な自信を持っていて。


……やっちゃうよね?きっと。

容易に想像がつく。
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