たとえばアナタと恋をして
「祐太君、本気で夏生さんのこと狙ってるっぽいですよ」
カフェを出て、おもむろに遥南ちゃんが言う。
「祐太君、同期の中でも結構もてる方なんですよー。年下、嫌いですか?」
いや、そうじゃない。年下だろうと年上だろうともててようと何だろうとアイツの兄弟なんて絶対無理。
て言うかそもそもあたしは晃が好きだからね!
……なーんて、心の中でわーーーっと言ってみる。
「い、やー、それはないでしょ。祐太君の人権人権!」
「あ!」
えーーーーー。あたしの弁解、興味なし?
「あたし、こっちでした!帰る方向」
唐突に遥南ちゃんが逆方向を、指差す。
そうか。
不思議ちゃんなのか、遥南ちゃんは。
カフェを出て、おもむろに遥南ちゃんが言う。
「祐太君、同期の中でも結構もてる方なんですよー。年下、嫌いですか?」
いや、そうじゃない。年下だろうと年上だろうともててようと何だろうとアイツの兄弟なんて絶対無理。
て言うかそもそもあたしは晃が好きだからね!
……なーんて、心の中でわーーーっと言ってみる。
「い、やー、それはないでしょ。祐太君の人権人権!」
「あ!」
えーーーーー。あたしの弁解、興味なし?
「あたし、こっちでした!帰る方向」
唐突に遥南ちゃんが逆方向を、指差す。
そうか。
不思議ちゃんなのか、遥南ちゃんは。