たとえばアナタと恋をして
晃の下で色々学んでいるだけの事はある。


……颯太には無かったあの軽さ。



なんて、また思い出す羽目になる。



はぁ、とため息をつくと


「おはよー、昨日はごめんね!」


陽菜乃に背中を叩かれる。



「あ、おはよーーー!大丈夫……でもなかった、いや、大丈夫」


「なにそれー??」


陽菜乃には、あたしの気持ちばれてないんだった。


ああ、ややこしい。


でも、変な風に気を使わせたくないんだよね。


とりあえず、昨日の話をざっくりまとめて話しながら二人でロッカー室へ向かう。


……たった今のことは、言うべき??
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