たとえばアナタと恋をして
信じられない!

信じられない!!

信じられなーーーーーーーいっ!!!


なんでなんでなんでよ?

たった今、何なら元カレと付き合えば?みたいなノリじゃなかった?

て言うか本当にオンナなら誰でもいいわけ?!


……テンパってしまって、何一つ言葉にならない。

ただ、右頬にあてた手が、固まってしまったように動かない。


当の晃はしれーーっと生中を飲んでいる。

「夏生、やっぱりお前リハビリ必要だって」


……ふざけないでよ。


「あたし帰るわ。陽菜乃によろしくね」


後ろから、晃の声が聞こえたけど、知らない。




あたしはもうその場にいられなくて、バックを掴んでお店を飛び出していた。
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