たとえばアナタと恋をして
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「今日も美人さんですねー、増田さん。営業の疲れも吹き飛びます」
「やーーーだーーーもう!!ほんっとに晃君は上手だよねぇ!」
受付カウンターにまで響くご機嫌な増田夫人の声。
そんなに上手でもないようなごく普通の(?)チャラトークで、それだけご機嫌になってくれるなら、安いものだろう。
「ごめーん、晃くん、ちょーっと、ついでにこれ見てもらっていいかなぁ?」
今度は別のナースに、声をかけられ、何やら用事を頼まれている。
『契約』や、『取引』とも違う、あたし達の不思議な関係が始まってもうすぐ1ヶ月が経つ。