たとえばアナタと恋をして
「おー。久しぶり。うん……うん」
晃は話ながら何となく立ち上がる。
玄関の方へ向かうけど、外に出ていく訳ではなく、なんとなくその辺りでうろうろしながらこっちに背を向けて電話をしている。
聞き耳をたてているつもりはないけど……狭い空間、どうしても晃の声が耳に入る。
「うん、うん…………あー、うん……」
…これはきっと、仕事の電話じゃないね。
机を拭いたり、お皿を水につけたりしながらなんとなくあたしも落ち着かない。
あ、そうだ。
さっき持ってきてくれたやつ、出そうかな……
冷蔵庫から冷えた箱を取り出す。
リボンをほどくと、そこには……
本気のプリンアラモードが2つ、仲良く入っていて。
晃は話ながら何となく立ち上がる。
玄関の方へ向かうけど、外に出ていく訳ではなく、なんとなくその辺りでうろうろしながらこっちに背を向けて電話をしている。
聞き耳をたてているつもりはないけど……狭い空間、どうしても晃の声が耳に入る。
「うん、うん…………あー、うん……」
…これはきっと、仕事の電話じゃないね。
机を拭いたり、お皿を水につけたりしながらなんとなくあたしも落ち着かない。
あ、そうだ。
さっき持ってきてくれたやつ、出そうかな……
冷蔵庫から冷えた箱を取り出す。
リボンをほどくと、そこには……
本気のプリンアラモードが2つ、仲良く入っていて。