たとえばアナタと恋をして
とりあえずー、と飲み物を頼んでから、自己紹介が始まる。
晃が先輩っぽく促して、男の子からすることになった。
「あ、えーと、初めまして。晃先輩と組んで色々教えて貰ってる、柴巻祐太です。23歳になりましたっ」
……?
シバマキユウタ……?シバマキ……柴巻……
「わっかいねー!!えーと、6個下?え、小学校被らないってこと?!」
きゃあきゃあと陽菜乃が楽しそうに話すのに笑って付き合いながら、嫌な予感で胸がざわつく。
いや、でも。
人違いって言うか。柴巻なんて苗字、日本のトップ3に入るくらいメジャーじゃん?……ああ嘘ですごめんなさい…落ち着いて落ち着いて……
「あ、じゃあ次はあたしで……」
ざわざわしているあたしをよそに、隣から鈴がコロコロ鳴るような可愛らしい声がする。
晃が先輩っぽく促して、男の子からすることになった。
「あ、えーと、初めまして。晃先輩と組んで色々教えて貰ってる、柴巻祐太です。23歳になりましたっ」
……?
シバマキユウタ……?シバマキ……柴巻……
「わっかいねー!!えーと、6個下?え、小学校被らないってこと?!」
きゃあきゃあと陽菜乃が楽しそうに話すのに笑って付き合いながら、嫌な予感で胸がざわつく。
いや、でも。
人違いって言うか。柴巻なんて苗字、日本のトップ3に入るくらいメジャーじゃん?……ああ嘘ですごめんなさい…落ち着いて落ち着いて……
「あ、じゃあ次はあたしで……」
ざわざわしているあたしをよそに、隣から鈴がコロコロ鳴るような可愛らしい声がする。