夢想い~キミオモイ~

~キミ~


「俺は持ってるぜ?夢」

夢・・か。

夢を持ってるあなたが羨ましい。

夢を持てるあなたは


『幸福』




「どんな夢?」


「俺、先生になりてんだ」


先生・・信璃ならいい先生になれる。

何でだろう。

初対面なのにそう思ったのは。



信璃の不思議な笑顔に魅せられたから?



それほど幸せそうな笑顔だったから?



人の幸福なんて好きじゃなかったのに・・・



「先生になって、みんなの夢を応援するんだ」

「きっといい先生になれるよ」

「そうか?サンキュー♪」



その笑顔はやっぱりかっこよかった。

カッコいいけど、その瞳の奥に抱えてるものがあるって思ったのは私だけかな?

一瞬とても悲しそうな目をしたから。

それは真実?

それとも嘘?


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