夢想い~キミオモイ~
~桜~
ピピピピッピピピピッ
静かな部屋に鳴り響く時計の音。
カチャッ
ベットから伸ばした手でその音を止めた。
時計を見ると今は6時。
私は眠たい目を擦りながらベットから起きる。
フローリングの床が冷たかった。
窓の前に立ちカーテンを開け、窓を開けた。
冷たい風が部屋の中に流れ込んだ。
スリッパを履き外に出ると眩しい朝日。
「ん・・・いい天気」
その日差しに目が覚め、私は呟いた。
また吹いた風が少し肌寒く感じ部屋に入る。
いつもの服に着替え、自分の部屋を出た。
そっと隣の部屋を覗くと、そこにはぐっすりと眠る母親の姿。
「起きるわけないですよねぇ~」
部屋の扉をそっと閉め、私は一階に降りた。
トントンと靴を履き、玄関の戸を開ける。
「いってきます」
誰もいない玄関に一言告げ、私は今日も外に出た。