夢想い~キミオモイ~
~部活~
入学して数日が経った頃、部活動の体験が始まった。
「未羅、お前何部に入る?」
昇が尋ねて来た。
私は迷うことなく答えた。
「卓球部!!」
中学校でも卓球をしていたから高校でも入ろうと決めていた。
部活とかで体を動かすのは好きだけど、他の団体競技とか好きじゃない。
迷惑かけたり、迷惑をかけられたり。
そんなのは嫌だった。
どうせなら個人競技。
卓球にも団体はあるけど、それも一人勝負と同じ。
そんな軽い気持ちで私は卓球部に入った。
けど、その楽しさに私ははまってしまった。
「やっぱりな。俺も卓球部はいるぜ~」
「昇も!?」
「おう!」
知ってる人が入ってくれる。
それだけとても嬉しい気分になった。
「じゃあさ、体験行かね?」
「行く行く!!」