アドラメレク

「ただいま」

ドアを開けると、誰もいない室内に呟く

蛍光灯の灯りをつけ、意味なくテレビをつける

無音は嫌いだ

特に今日は・・・

『泊まっていいか?』
彼の問いに、首を横に振った

彼にしてみれば、納得しにくい夜になってしまった事だろう・・・

< 5 / 53 >

この作品をシェア

pagetop