みちゅくん！だもんっ！｡・幼稚園編:＋°

「たくさんお友達できるよ？きっと楽しいよ？」

「うん…」

よしよしと頭を撫でられれば、一気に涙腺は緩みボロボロと涙が溢れてくる。
明日なんて一生来なくていいと願いながら、マスターに必死にしがみつくみちゅくん。

「うっ、もう何も考えたくなぁいわ…っ」

静かに泣きながら胸に顔を埋め、マスターの心音を聞いていると眠くなってきたのか、みちゅくんはうつらうつらとしている。
マスターはそれに気づき、みちゅくんを抱き上げては寝室へと静かに足を運んだ。