水曜日の彼女
どんどん痩せていく朝陽。
青白い顔。
そして…とうとう学校を休むようになり、連絡も取れなくなった。
居ても立っても居られなくて、朝陽が心配で…朝陽の住んでいるアパートに行くと、見知らぬ男が出てきた。
「アイツは出て行ったよ。」
「え??何処にですか?」
「さぁ知んねぇ。」
「何ですか…それ…朝陽のお母さんは何処ですか?」
「母親が、アイツを追い出したんだよ。
大体金のために、アイツを引き取ったのに、働きもせずに高校に行こうとしやがったんだ。
追い出されて当然だな。」
そう言って、薄気味悪い笑いを浮かべた。
何だよ…それ…。
朝陽がどんな想いで…………。
コイツら許さねぇっっ!!