水曜日の彼女
その男に背中を向けると、アパートから急いで出た。
朝陽っっ!!
今何処に居るんだよ…。
こんな事になるまで、黙ってるとか……もう少し俺のこと頼ってくれても良かったのに…。
朝陽の様子がおかしい事くらい気づいていたのに…
なんで俺は…何もしてあげられなかったんだろう……。
最低だっっ!!
朝陽を探し回って、元々住んでいた家に行こうとした途中の公園で、
朝陽が倒れているところを見つけたんだ。
「朝陽っっっ!!!!」