水曜日の彼女


驚いて固まってしまった私を見て、森山くんが気まずそうに口を開く。



「玲菜…俺…この前の事を謝りたくて……。」



謝る?何を?どの部分を??



「・・・・・・・。」



色々な考えが頭の中でゴチャ混ぜになり、返事を出来ないでいる私の代わりに



「玲菜っっ上がって貰いなさい!

森山くん玲菜の部屋でゆっくり話して行って!」



イケメン好きのお母さんの目がハート♡になっているのが分かる。

確かに……森山くんカッコイイからね。



私は森山くんの腕を掴み、



「森山くん…私の部屋で話そう!」



と言い、グイグイ腕を引っ張って、2階へ連れて行く。



< 115 / 375 >

この作品をシェア

pagetop