水曜日の彼女
驚いて固まってしまった私を見て、森山くんが気まずそうに口を開く。
「玲菜…俺…この前の事を謝りたくて……。」
謝る?何を?どの部分を??
「・・・・・・・。」
色々な考えが頭の中でゴチャ混ぜになり、返事を出来ないでいる私の代わりに
「玲菜っっ上がって貰いなさい!
森山くん玲菜の部屋でゆっくり話して行って!」
イケメン好きのお母さんの目がハート♡になっているのが分かる。
確かに……森山くんカッコイイからね。
私は森山くんの腕を掴み、
「森山くん…私の部屋で話そう!」
と言い、グイグイ腕を引っ張って、2階へ連れて行く。