水曜日の彼女
**心の繋げ方**
~~玲菜side~~
朝陽と付き合うことになって、初めての登校日。
いつもの様に早めに家を出ようと、玄関のドアを開けると、門の前に朝陽が立っていた。
「あれ……っっ森山くんっっ何でっっ???」
まさか朝陽が居るなんて思わず、かなり気の抜けた様子を見られてしまった。
「玲菜と一緒に学校行こうと思って待ってた。」
「えっっ?森山くんと一緒に行っていいの?」
思いがけない朝陽の言葉に、嬉しくて顔がニヤケそうになる。
「良いも何も…俺が行きたいから、迎えに来たんだよ。
っていうか、名前っっ!呼び方元に戻ってる…。」
「あ…そうか…。朝陽…/////。何だか呼び慣れなくて恥ずかしいね。」