水曜日の彼女


「森山くんの事が好きです。

良かったら付き合ってください。」




直球すぎるかも…と思ったけど…、もうその言葉しか思い浮かばなかった。

言うだけ言ったから、振られようが後悔はしない。




「・・・・・・。」



森山くんは沈黙。

一時考えるような素振りを見せて、そっと口を開いた。




「身体だけの関係で良ければ良いよ…。」



「へっっ??」




森山くんの言葉に、聞き間違いかと思って、思わず間抜けな声が漏れる…。




「だから…身体だけ…。今ちょうど水曜日なら空いてるよ?」




水曜日…水曜日だけって…???


何それ???



「えぇぇぇぇぇ~~~~~っっ!?!?!?」





< 13 / 375 >

この作品をシェア

pagetop