水曜日の彼女
え??木村くんが??
「何でっっ?木村くん…私には、朝陽に近づくなって言ったのよ。
なのに…今度は応援してくれてるの?」
すると、朝陽が掴んだ私の手に、するりと指を絡ませてきた。
「///////////っっ!!」
「そんな事は、どうでも良いだろ?
とにかく俺は、その千葉凛人からお前を守らないといけない訳だ。
だからコソコソした付き合いは、ごめんだ!
玲菜に何かするような奴が現れたら、俺が守ればいいだけだしな。」
そんな朝陽の強気の発言に、抵抗するのをやめ、大人しく手を繋がれたまま学校に向かった。
【俺が守ればいいだけ】
ってサラッと言った朝陽の言葉が嬉しくて、ニコニコしながら2人で手を繋いで学校までの道のりを歩いた。