水曜日の彼女
.*~.*~.*~.*~.*~.*~.*~.*~.*~.*~
それから…玲菜にその事実を確かめることは出来なくて…時間だけが過ぎて行った。
でも…玲菜の模試の結果が急上昇していたり、元気にケラケラ笑っている姿を見ていたら、
森山が例え浮気をしていたとしても、玲菜がその事に気づいて居なくて、幸せそうに笑って居るなら良いのかもしれない。
そんな考えに変わってきた。
でも…いつの頃からか、溜め息ばかりつく玲菜。
辛そうな表情の玲菜。
そんな玲菜を見ていると、堪らなくなってきたんだ。
「なぁ玲菜…。夏休みどこか行こうぜ。」
とか
「俺と一緒に勉強しよう。」
とか
何度となく誘うけれど、全てにおいてキッパリ断られ、撃沈…。