水曜日の彼女


「朝陽っっ!

私二次試験頑張るから、瞳さんに『もう少しだけ待っててくださいね』って伝えておいてね。」



私がそう言ってニッコリ笑うと、



「母さんだけじゃなくて、俺の相手もちゃんとしろよ?

受験終わったら、やりたいことや、行きたいところがイッパイあるんだ。」




「うん♡分かってるって!」






受験が終わった後の日々を想像しながら、その日からますます勉強に気合を入れた。




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