水曜日の彼女
「初めてなんだろ?
ちゃんとした彼氏作って、そういう事すればいいだろ?」
もの凄く冷めた口調で、森山くんは言った。
何よソレ!でも負けるもんか!!
「水曜日は森山くんが私の彼氏でしょ?
だったら、そういう事は森山くんとするわ!」
私が一気にそう言うと、ククッと笑って森山くんが言った。
「お前変な奴…。」
「褒め言葉だって思っとくわ。」
「お前名前なんて言うの?」
「加藤玲菜。」
「玲菜…か。何年生?」
「同じ3年生よ!」