水曜日の彼女


そんな時に届いた大学の頃からの友人の結婚式の招待状。



「ねぇ健一さん。

来月、大学の友人の結婚式があるんだけど…行ってきてもいいかしら?」



恐る恐るそう尋ねると、ニッコリ微笑んだ健一さんが



「せっかく招待してくれてるんだから、行っておいで。

俺もその日は仕事の休みが取れるように調整するから。

たまには主婦業から離れて、羽を伸ばしておいで!朝陽と博斗の面倒は任せて。」



「ありがとう。」



本当にいい夫だと思う。


でも……そこで再会するんだ…。






大学の時の恋人。


圭佑と……。




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