水曜日の彼女
あぁ……最悪だ……俺。
大切な人を泣かせてる…。
でも……
無理矢理にでも心と身体を繋げないと…俺の心はバラバラになってしまいそうで…
冷たくなった心と身体を…温めて欲しくて…
こんな事をしたら…玲菜も俺から離れて行くのか?
すると…まるで俺の心内が分かっているかのように、玲菜は俺をギュッと抱きしめた。
「朝陽…私は絶対裏切らないから……。
朝陽の傍に居るよ。
私を信じて?」
その玲菜の言葉に安心しても良いはずなのに…
恐い…
恐い……
恐い………
母さんも俺を手離すの?
亜紀のように……
みんな行かないで……
置いて行かないで……
俺を………
捨てないで…………