水曜日の彼女


「お前…今日大学休みだからってダラダラするな!居候させてやってるんだから昼飯作れ!!」




そう言って俺をベッドから無理矢理起こすと、狭いキッチンに押し込む。


一通りキッチンを見回して、やかんにお湯を沸かすと、




数分後…




「お待たせしました~!朝陽スペシャルです!」



と昼飯をローテーブルの上に置くと、



「カップ麺…お湯入れただけじゃね~かっっ!!」



遼が不満そうに言う…。



「俺に料理出来る訳ないだろ~が!!」



渋々とラーメンをすする。



すると…



ピンポーン



とインターフォンが鳴った。



その音を聞いて、遼が




「加藤さん…また…来たかな…?」




・・・・・・・・。


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