水曜日の彼女


.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*.*..



私が向かった先は、あの公園だった。


今日は梅雨の中休みなのか…見上げた太陽が眩しい。


これから起こることを想像し、そっと目を閉じた。




強すぎる光は、時に瞼の裏を暗くする…。



でも……



きっともう大丈夫。




準備は整った。





遠くから二人、並んで歩いてくる人影を見つけ、咄嗟に木の陰に身を隠す。




朝陽と博斗くんだ。



< 289 / 375 >

この作品をシェア

pagetop