水曜日の彼女
「なっっ!バカじゃないわよ…そりゃ…ちょっとだけ…勉強は苦手だけど…。
もぉぉ~~~っっ先に行くわ。
森山くんと一緒に居るところを学校の人に見られたら大変だから!!」
そう言って玲菜は、真っ赤な顔をしながら学校へ続く道を走って行った。
おもしれぇ~奴。
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学校に着き、教室に入ると木村遼(きむら りょう)が俺の席に近寄って来た。
「朝陽。お前水曜日空きが出来たって本当?」
俺の事を唯一知っている遼。
「あ…もう補充した。」