水曜日の彼女


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「朝陽??」


「・・・・・・・・・。」


「ねぇ朝陽??」


「・・・・・・・・・。」


「あのね…どんなに喧嘩して相手と口を聞きたくなかったり、納得がいかない事があっても、無視することは良くないわ。


【絶対自分は悪くない】って思ったことだとしても、相手はそれが分からないかもしれないじゃない。

その人に寄り添ってみて、その人の立場に立って考えてみることも大事だと思うの。

そして…教えてあげるのよ。

【自分はこう思ったから怒ってるんだ】とか…ね?

そしたら相手も【俺はこう思ったんだ】って言ってくれるんじゃない?

相手の意見を聞いたら…自分ももしかしたら、間違っている事があったかもしれない…。


その相手が友達でも、家族でも同じ。

絶対話をするの。

分かった?」




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