水曜日の彼女
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5時間目の体育の授業。
男女それぞれ体育館でバスケットの授業だった。
遠目に玲菜が居るのが見える。
あいつ本当に隣のクラスだったんだ。
小さくてチョコチョコ動き回る玲菜が小動物みたいで、なんか面白い。
つーか、あいつバスケ下手すぎだし…。
「おい朝陽。
お前、今すっげ~優しい顔になってる…。
きもっっ!!」
俺の隣に居た遼が、俺の顔を覗き込んで思わず口走った。
「きもって何だよ。
俺はいつもと変わんねえ。」