水曜日の彼女


亜紀と向き合って話をしてから…3ヶ月が経とうとしていた。

すっかり涼しくなってきた9月の終わり。




もともと余命2ヶ月…と言われていたのに、俺の願いが通じたのか…

1ヶ月も長く…その命を繋ぎとめていてくれている。





でも…お兄さんから…



「もう…この2、3日で…ダメかもしれない……。」



そう言われた。




覚悟はしていたけど……


正直…辛いな…。




病室の外に出ると…屋上へ向かった。




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