水曜日の彼女
「お前…良い顔して笑うようになったなぁ~。
でも…何?俺に突然会いたいって言ってたから、てっきり仕事の愚痴かと思ってたら…そうでも無さそうだな。
別の話?」
うぅ………っっ…。
さすが…中学生からの付き合いだ。
鋭いな…。
しかもこのニヤついた顔は…俺が言おうとしてること…気づいてるのか?
「実は……玲菜と結婚したいって考えてるんだけど……」
そこまで俺が言うと…
「朝陽~オメデトウ♡」
と遼が言った。
「まだ俺最後まで言ってないし!しかも…何でおめでとうなんだよ!」
「はぁ?【加藤さんと結婚する】じゃないのかよ!?」