水曜日の彼女
「違う!
【結婚する】じゃなくて【結婚したい】だ!」
俺がそう言うと…
「何だよ…結局一緒のことじゃね~か。
お前がプロポーズしたら、加藤さんは断らないよ。
どれだけ朝陽のこと好きか、お前も分かってるだろ??」
遼が呆れたように言う。
玲菜がどれだけ俺の事を好きか…なんて…分かってる。
俺だって玲菜を好きな気持ちは負けない…。
「分かってるけど…問題は…そこじゃない…。」
「え??」
俺の真剣な表情に、遼も途端に真面目な顔になる。