水曜日の彼女
「なぁ…朝陽。
お前は…大丈夫だよ。
何が辛いか分かってるから。
だから…絶対…同じ過ちは繰り返さない。」
遼がそう言った。
「・・・・・・・。」
「お前も分かってるんだろ?
俺は大丈夫だって…。
ただ…俺に話して、確認したかっただけだよな?」
「………そうかもしれない。」
「じゃあ…何を迷ってるんだよ。
さっさとプロポーズして、結婚してやれよ。
今まで言わなかったけど、加藤さんモテるんだぞ?」
「は???」