水曜日の彼女


___あれから12年が経った。



俺は17歳。高校3年生になっていた…。





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俺は森山朝陽(もりやま あさひ)。

都内の進学校に通っている高校3年生。



同じような毎日をただやり過ごすだけの日々。

今日も旧校舎の使われていない図書室で、その日の彼女と身体を重ねていた。

俺から壁に身体を押し付けられ、胸元をあらわにさせた彼女が、俺の首に腕をまわしながら、甘ったるい声で言った。




「ねぇ…森山くん。

休みの日にも会ってよ。

もう水曜日だけなんて我慢できないんだけど。」




「・・・・・。」




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