水曜日の彼女


「玲菜…今日…水曜日だけど…大丈夫?

顔色悪いよ?」



昼休み、教室でお弁当を食べながら彩が私の顔を覗き込んだ。



「うん。大丈夫よ。」



ニッコリ笑って答えると、彩が更に言葉を続けた。



「この前の水曜日…どうだったの?」



「……やってないよ…。」



私の言葉を聞いて、彩の顔がパァッと明るいものに変わる。



「そっか♡意外と大事にしてくれるのかもね。

良かったね玲菜♡」



「そうだね!」



彩には心配かけたくない。


そう思う一心で、ニコッと微笑んだ。



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