水曜日の彼女
放課後。
モヤモヤする気持ちと、嬉しい気持ちが混在するまま、旧校舎の図書室へ向かった。
図書室のドアを開けると、森山くんは既に来ていて、窓際の壁に寄りかかり、目を閉じている。
寝てるのかな…?
森山くんに近づき、隣に腰を下ろした。
「森山くん……?」
「・・・・・。」
森山くんの寝ている横顔を見つめ、サラサラの黒髪にソッと触れた。
うっわっっ柔らかっっ!!
髪の毛…超サラサラだ////
それに…まつ毛長い…。
頬にまつ毛の影が落ちるほどだ。
「………ん…ん……。」
ヤバイ!起きちゃう…。