水曜日の彼女
**好きってどういうこと?**
~~朝陽side~~
「は?朝陽…。
もう一度言ってくれないか?」
驚きで目を見開いた遼が、俺の腕を掴んで言う。
「だ~か~ら~勉強教えることになった。」
俺が遼の耳元で大声で言うと、
「いや……それも驚いたけど…その前の言葉だよ。」
「は?メールの相手が玲菜だって話?」
「朝陽…お前…連絡先の交換したの…?」
「あぁ……それがなんだよ…?」
俺の言葉を聞いて、遼はおれの制服のポケットからスマホを取り出した。
「俺の携帯に何すんだ……「お前の電話帳……登録10件もないんだよ。」」
俺の言葉に食い気味に遼が話し出す。