水曜日の彼女
玲奈と昼休みに勉強を始めて、1ヶ月以上が経とうとしていた。
いつものように、昼休みの勉強を終えて、放課後の水曜日。
俺は、昼休みに勉強した図書室へ再び来ていた。
すると廊下から、バタバタと誰かが走ってくる音が聞こえ、ガラッと勢いよくドアが開いた。
「森山くんっっ!!」
と大きな声で名前を呼び、何かヒラヒラと手に持って中に入ってくる。
「…何だよ。
うるせぇ~な。」
俺の言葉も関係ないと言うように、
「この前の中間試験の採点結果が返ってきたの。
英語が83点!!凄くない?
今まで平均点行くか、行かないかだったのに…。
他の教科もかなり底上げされてて、凄いの~っっ!
アリガトウ森山くん!」