水曜日の彼女
更に俺は、話を続ける。
「今までは手出さないでいたけど、そろそろ玲奈のこと貰うよ?」
そこまで言うと、玲奈はパッと俺から離れた。
イタズラで言ったつもりだったのに、玲奈は俺の瞳を見つめて言った。
「わかってる……。」
マジかよ。
いや……自分で言ったんだけど。
「じゃあ今度の模試の結果が上がってたら、
玲奈を抱くよ?」
「……うん。いいよ。」
玲奈が素直にそう言うから、彼女の唇に軽いキスを落とした。