水曜日の彼女
**約束決行?**
~~玲菜side~~
見慣れない部屋に入った。
見慣れない…と言うよりも、初めて入るそこ…ホテルは、私の心臓を激しく鼓動させた。
「あの……。」
部屋の入り口に突っ立ったまま、小さな声で森山くんに話しかける。
「ん?」
制服のブレザーを脱ぎながら、森山くんが口を開いた。
「今日は……学校の外で会って…良かったの?」
どんどん小さくなっていく私の声に、森山くんがククッと笑った。
「だって…お前初めてなんだろ?
……初めては…きっと色々…辛いから…。」
「/////////。」