水曜日の彼女

**本当に解任しちゃっていいの？**

～～朝陽side～～




【二度と俺に話しかけるな。】



…と玲菜に向かって言葉を吐き捨てた時のアイツの顔……。


酷く傷ついた顔をしていた。




これ以上、他人に踏み込ませないように……自分を守るために…


遼以外の奴には、勝手に内面まで踏み込ませないように、常に防御線を張ってきた。





俺が日替わりの彼女を持つようになったのも、本当に彼女を作って大事にして…また…捨てられるのが恐いから…だと思う。




初めは告白してくる女がウザくて、


【日替わりの女でいいなら…】


って言って、思いっきり引けばいいって思っていたのに、案外それでも良いっていう奴も多くて、身体を重ねた時に感じる体温が、俺を酷く安心させることに気づいて、



こんな関係……汚い……。



と思いながらも、その温かさを求め、やめることが出来ないで居た。